酒蔵ならではの、樽の菰掛け(こもかけ)の様子。 なかなか見事な職人芸です。 |
[準備] | |||
@ 洗浄。 | |||
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←樽は、中に直接酒が入るため、 念入りに洗浄し、よく乾かしておく。 |
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[酒を入れる] | |||
@ 漏斗を使って、樽に酒を注ぐ。(これは越後杜氏 厳選) | A 栓をする。 | B 胴巻きを着せて、準備完了。 | |
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[用意] | ↑ 以前は、菰を巻いてから ワラを詰めて形を整えて いたそうです。 熟練しないと、歪な形に なりました。 ![]() |
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菰、太縄、細縄、紐、はさみ、大針。 | |||
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[菰(こも)を巻く] | |||
@ 菰の両端を整える。 | A 上下のバランスを見ながら巻きつける。 | ||
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[上下を縫いとめる] | |||
@ まずは、上部から。 | A 外側から8ヶ所を縫いとり、余りの細縄を編んでいきます。 | B 菊の花のような出来上がり。 | |
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※ 下側も、同じ手順ですが、縛り方がもうすこし簡略になります。 | |||
[縄を掛ける] | |||
@ 大縄の位置には、気を配ります。 | A 下で交差し、4本柱にして、固く結びます。 | ||
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※ 結び目は、 すべて「男結び」です。 |
[横紐を掛ける] | |||
@ 太縄を支える横紐。 | A 3本きれいに揃うように。 | ||
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[始末] | |||
@ 紐類の始末。杜氏さんいわく、「ここが見せ場だ」という飾り結び。 | A 周りを整えて… | ||
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← 相撲の横綱のマワシのように グルグルとねじります。 |
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完成! | ![]() 目下、こも樽を一手に引き受けている 樽師さん。手際よく巻き上げていく様子には 感心します。 「2斗樽が、いちばんサマになるよね。」 との事でした。(写真は1斗樽) 最近はナイロン素材の菰が増えていますが、 うちでは稲ワラ製のものを使っています。 近頃は稲ワラも希少になっているようですが、 風情と温かみがある、こういったものは、 長く残していきたいものです。 |